今回はちょっとしたTipsとして音声の書き起こしについて紹介したいと思います。
音声書き起こし自体は別に珍しくもないと思うが、最近はSiriやOKGoogleなんかでその精度がすごく高まっていて、ブロガーさんの間で音声で喋りながら記事を書いたらめちゃくちゃ早くなった!みたいな話題も最近見かけたりする。
で、こういった技術はなんとか営業視点で使えないか。と考えてしまうのが癖なのだが、自分の話したことを記録するというのは例えば議事録としても、タスク整理メールにもいろいろ使えると思う。
ちょっと脱線するが、一昔前の僕が新人時代のころはボイスレコーダーにアポやテレアポの会話を録音したりして、半分死にたい思いで自分の拙い会話を聞いていたりしたのを思い出してしまい『今はやってねーなー』と自分の甘さをちょっと考えてしまった。。
Gメールで書き起こし
ここで紹介するのはGメールでの書き起こしだ。「Gメール?」となると思うが、最近はビジネスメールとして使われることが多く起動も早い。またその文章をすぐにメールとして送れるので非常に優秀だ。また文字起こしの精度もGoogleなだけあってめちゃくちゃ高くなっている。
ちなみに上の文章を実際に話して、書き起こさせてみた。
どうだろうか。
「だけあって」を「抱き合って」という誤記以外変換まで合っている!漢字、アルファベット、ここを完璧に変換する優秀さは使えない議事録係の何倍も優秀だ。スゴすぎる。
やり方
やりかたもくそもないのだが一応説明する。
- Gmail起動!
- 下書き・新規作成でメール作成画面を表示!
- 右下のマイクアイコンをプッシュ!
たったこれだけだ。わずか3ステップ。
あとはちゃちゃっと編集して取引先なり上司なりにメールすれば、速攻でアポ終わりの業務が片付く。
活用方法・データ分析にかける?
上で書いたような議事録として使うのもありだろうし、ボイスレコーダーに一度音声を入れておいて必要な箇所だけ文字起こしという方法もできるだろう。
社外の打ち合わせでスマホを出すのがはばかられる場合は、社内のMTGで使ってみてもいい。
個人的にはMTGいらない派だし、議事録も要所だけで十分と思っているが、もし会議に参加せずひたすら議事録係としてタイピングに集中するほど無意味な役割を担った時には使ってみるといいと思う。
ここでおすすめしたい使い方としてテレアポなどの短い会話を記録することだ。スピーカーモードにして相手の会話も文字起こししてしまえばデータとして取り扱える。このブログの趣旨は営業でもできるデータ分析なので、例えば会話を3パターンほど作っておいて、相手の反応をクロス集計してみるのが手っ取り早い。受付突破い冒頭説明A〜Cパターン。相手の返答A〜Cに対し、次の打ち返しD~Fパターンなどだ。
アポとかだと会話が多くなるがテレアポのような5ラリーぐらいで成果が決まるコミュニケーションであればこういったやり方は生きるだろうし、なによりテレアポで疲弊してしまう営業メンバーにはちょっとした気持ちの入れ替えになるかもしれない。
まとめ
今回はGoogleの書き起こしすげー!という紹介がメインだったんだけど、使い方は本当にいろいろあると思う。トークをパターンごとに分析するのもいいと思うが、また別の機会に紹介する自然言語処理という分析をやると、例えば口癖なんかも見つけられたり、営業ごとのトーク内容の違いを発見できるかもしれない。
こういった今までは手間がかかってしょうがなかったことがドンドン技術でできるようになっていけば、いくら対人のプロである営業といえど仕事内容は変わってくるだろう。海外ではテレアポなんかは機械がやっていたり(日本でも少しはあるっぽい)するし、コールセンター系のインバウンドの電話対応はほぼほぼ機械音声に入れ替わっている。裏ではこういった言語処理がされていて、ドンドン傾向がデータとして溜まっているわけだ。
上から落とされたトークスクリプトをただ読むだけの仕事ならすぐにAIに置き換わってしまうこれからの時代。使える技術は全部使っていこうとおもう!
コメントを残す